02. 想い出になんかできない

 オフィスの窓際でオレは一つため息をついた。 あの日からオレの口から出るのはため息ばかりだった。 「いい加減きっちり仕事しなさい」  ファイルでばさっと頭を叩かれて、やっと現実に戻る。振り返れば、オレの上司であるルナさん … 続きを読む 02. 想い出になんかできない