第1章 出会い、そして、再会-5

 ゼフィーリア城は白い石を積み上げてできた城で、夜明かりをつけると薄く浮かび上がる様が幻想的だ。白い石が光を明かりを反射して、桜色に浮かび上がる。 昼は白亜の城のようで、夜は温かな優しい印象を見る人に与えた。  さて、エ … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-5

第1章 出会い、そして、再会-4

 ゼフィーリアとエルメキアが同盟を結んだという話は、すぐに各地で話題に上がるようになった。各王宮では更に詳しい話題が交わされている。 ライゼールも例外でない。 臣たちはウィリアムに、聖地であるゼフィーリアに侵攻するという … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-4

第1章 出会い、そして、再会-3

 二年前の即位の時、ガウリイは特に何も考えもなかった。 五聖家に生まれたからにはその可能性もあるし、小さい頃から言われ続けたことだったため、前王が亡くなって自分に、と言われても特に感情は沸かなかった。 彼が考えるのが得意 … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-3

第1章 出会い、そして、再会-2

 同盟を結ぶための会談は滞りなく終わった。 セラフィーナも臣下の者もライゼールのものになるより、問題のないエルメキアに名を連ねたほうがいいと思ったこと。 エルメキアは聖地であるゼフィーリアと繋がりができることを望んだため … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-2

第1章 出会い、そして、再会-1

 春先とはいえまだ寒い日が続く中、エルメキア王であるガウリイはゼフィーリア領を訪れた。  ここでまず説明をしておくが、エルメキアは十八の領地に分かれ、各領主がそれぞれまとめている。そのほかに貴族と呼ばれるもの、そして建国 … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-1

序章

 この世界を記した創世記には、天地創造に関しての記述がこう表現されている。  天地は赤の竜神スィーフィードと赤眼の魔王シャブラニグドゥの苛烈を極める戦いから生まれたという。 シャブラニグドゥの吐く灼熱が大地に熱を与え、ス … 続きを読む 序章