――あたしがここでやるべきことは終わったわ。だから、さよなら、ガウリイ。 心のどこかでこの言葉がでてくることを覚悟していた。 けれど、覚悟していても衝撃は強かった。頭の上から足のつま先までいっぺんに凍りついたような気 … 続きを読む 第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-5
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第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-4
隠していた自分の秘密はあらかた話し終わった。 後は、彼らが自分を見る目がどう変わるか――実はそれが一番怖かった。 大事、なのだ。彼らが。 リナにとって大事なのは家族、そしてゼフィーリアだけだったのに、いつの間にかそれ以 … 続きを読む 第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-4
第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-3
最初の人――神がはじめて創った人間。そしてゼフィーリア王家の始祖。 それは小さな子ども以外誰しもが知っていることだ。 「創世記を見て、おかしいと思ったことがない?」 リナは真剣な表情でみんなを見た。 しかし、創世記と … 続きを読む 第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-3
第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-2
ゼルガディスの真摯な瞳に、リナは降参するしかなかった。 もし自分が隠していたせいで、自国やエルメキアに不利になっても困る。それに、ライゼールを、ゼロスを相手にするのに、一度でけりをつけなければ被害者の数も多くなるだろう … 続きを読む 第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-2
第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-1
創世記にはこうある。 赤の竜神(スィーフィード)は人という存在を創りたもうた。 そは、白い肌黒い髪に、赤の竜神をの色を象徴する赤い色を瞳に宿した一人の女性。まさに赤の竜神の化身のような姿でもって、その後に創られた者た … 続きを読む 第4章 伝説と真実、そしてライゼールへ-1
第3章 リナとゼロス、そして創世記-12
ガウリイは柄を握り締め、「光よ!」と叫んだ。 その言葉に応じてか、柄から青白く光る刀身が瞬時に現れた。 「なっ!?」「まさか……伝説の『光の剣』!?」 いつから存在するのかは不明だが、刀身が文字通り光でできていて、魔 … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-12
第3章 リナとゼロス、そして創世記-11
戦いの場は狭い部屋からバルコニーを経て庭へと移った。 二人の力はどちらも強く、両者とも引けをとらない状態だった。互いに相手を倒す決定的な力が足りない。 とはいえ、長引けば体力がない分リナのほうが不利になる。それに魔族の … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-11
第3章 リナとゼロス、そして創世記-10
リナが前ゼフィーリア女王の第一子――この言葉を聞いたとき、ゼルガディスは今までにないほど驚いた。 ゼルガディスはリナがこの城に来た時に、リナの素性を調べていた。そして、リナは今は隠居している前王の落胤ではないかという推 … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-10
第3章 リナとゼロス、そして創世記-9
「おいっしっかりしろ!」 シルフィールはルークに顔を軽く数回叩くと、だんだん意識がはっきりしてきたのか、「……きゃあ! すみませんっ!」と叫びながらルークから離れる。 慌てて離れたためよろけてしまい、ルークが倒れないよ … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-9
第3章 リナとゼロス、そして創世記-8
旧世界の遺産――魔族の欠片と聞いても、リナはピンと来なかった。 神族も魔族も神話の中の物語であり、今はただ、その名残として遺跡が各所に残るのみだ。 あちこちに建っているスィーフィードを祀る神殿も形だけのもの。 「……で … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-8