「あーおいしかった!」 リナに希望された店に行き、メシを喰った後、外に出ると開口一番でリナが背伸びをしながら言った。 その表情に邪気はなくて、本当においしいものを食べた喜びでいっぱいという感じだ。やっぱり、リナは食べ物 … 続きを読む Step 10 「これからは…」
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Step 9 「悶える」
三月に入るとすぐに店はホワイトデーのコーナーを作って賑わっている。それでも二月のバレンタインのコーナーほど賑わってはいないかったが。 買い物ついでにそこを見たのは、気になる娘(こ)の卒業式のすぐ後だった。 気になる娘 … 続きを読む Step 9 「悶える」
Step 8 「卒業式」
今日はあたしの卒業式だ。これで高校生活が終わり、それから地元の公立の大学に入る。 あたしにとっては、ちょっと大人になった気分。大学に行ったからっていっても、まだまだ親に世話になることには変わりはないけど、それでも高校生 … 続きを読む Step 8 「卒業式」
Step 7 「彼女との違い」
一月の終わりになると、お店のあちこちでバレンタインコーナーができる。 明らかに義理と思われるようなものから、普通では買えないような高いものまで品揃えは豊富で、あたしはこれを見に行くのが好きだ。 もちろん自分のためにも買 … 続きを読む Step 7 「彼女との違い」
Step 6 「一歩前進!?」
中華料理店で食べられるだけ食べて、その後リナが行きたいと言っていた海浜公園へと向かう。カーナビで海浜公園を設定し、その後入っていたCDを流す。 「あ、この曲!」「ん?」「あたし好き」「え? これ好きなのか?」 流して … 続きを読む Step 6 「一歩前進!?」
Step 5 「自覚なし?」
またやってしまった――そうして自己嫌悪に陥る。 今日は彼女とデートの予定だった。けれど仕事が終わらなくて、午前中は休日出勤をして仕事を片付けていたのだが、気づいたら待ち合わせの時間を二時間以上過ぎていた。 携帯を見る … 続きを読む Step 5 「自覚なし?」
Step 4 「原動力」
困った。彼女とデートするために映画のチケットを取ったのに、彼女のほうからキャンセルされた。 まあ、お互い仕事をしているから、平日デートは仕方ない。こういうこともあるさ、とオレは自分に納得させた。 そして、ふとリナのこと … 続きを読む Step 4 「原動力」
Step 3 「食と男女の関係」
久しぶりに来た遊園地には、新たなジェットコースターが追加されていた。他にもいくつか新しくなっていて、前に来たときと違い、新鮮さに溢れていた。 ガウリイは絶叫系に乗ってすっきりしたいと言っただけあって、そういうものばかり … 続きを読む Step 3 「食と男女の関係」
Step 2 「車」
「なあ、今度遊園地に遊びに行かないか」 始まりは突拍子もない発言だった。 この発言をしたのは、ガウリイ――バイト中に会った社会人の男の人。一言で言うと、よく食べるでっかい美形のにーちゃん。黙っていればモデルのようで、ナ … 続きを読む Step 2 「車」
Step 1 「出会い」
それはよく仕事帰りによるマッ●に入った時だった。 「いらっしゃいませー」 高い、いつもより大きな声がオレを迎えた。カウンターの向こうには小さな女の子。高校生のバイトかな? と思った。赤い大きな目が好奇心いっぱいでオレ … 続きを読む Step 1 「出会い」