その2 J.F.カンパニー新商品説明会予行練習。

「当社新商品の『くらげん』でございます。見たとおりくらげの人形(?)ですが、ペットのようにかわいがれば懐きます。先ほど人形と申しましたが、有機物から製作されておりますので、元来の人形のようなぎこちない動きなどはございませ … 続きを読む その2 J.F.カンパニー新商品説明会予行練習。

その1 J.F.カンパニー社長室の日常

「社長、いじけるのも結構ですがそろそろ仕事してください」「う…少しくらいいじけたっていいじゃないか」「だからってくらげに慰められてどうするんですか?」「くらげ…いいじゃないか。かわいくて」「かわいがるのは結構ですが、いい … 続きを読む その1 J.F.カンパニー社長室の日常

03 「もっと私を褒めてもいいだろう」「不可能です」

 それはリナが入社して二ヶ月経った頃の話だ。 リナはいつものように出社すると、ロッカーに私物を放り込んで給湯室に向かった。 この時間は給湯室にはすでに人がいる。社長であるガウリイと同期――要するに一緒に会社を立ち上げた仲 … 続きを読む 03 「もっと私を褒めてもいいだろう」「不可能です」

第2章 自覚~思いが通う瞬間-16

 ――実はあいつはリナの前に別の女性を好きになっていた。   けれどその女性とは付き合うことも、   滅多に会うこともできない状況だった。   だから、あいつは近くにいるお前を身代わりにしたんだと思う。    ベッドに腰 … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-16

第2章 自覚~思いが通う瞬間-15

 その日の夕食は暗殺者に狙われるというハプニングがあった割には明るいものになった。それは主であるガウリイから笑顔が絶えないせいだ。鼻歌でも聞こえて来そうなほどご機嫌なのが分かる。 ゼルガディスは帰ってきた時とまるきり違う … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-15

第2章 自覚~思いが通う瞬間-14

 リナはガウリイに詰め寄られて思わず口をぎゅっと引き結んだ。内心、ものすごく困っていた。 怪我をして倒れたのは覚えているが、次に目が覚めた時、どうしてガウリイが目の前に居るのか。 リナには自分の意識がないときに、どういう … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-14

第2章 自覚~思いが通う瞬間-13

 まだ明るい日差しが差し込む中、ガウリイは椅子から立ち上がってリナの頭の横に手を置き、そのまま体重をかけた。 間近で見るリナの顔に鼓動は高鳴り、そして心の奥から悪魔の囁きが聞こえる。 このままものにしてしまえ――と。 「 … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-13

第2章 自覚~思いが通う瞬間-12

 リナの怪我は深いわけではなかったが、肩口から胸にかけて鋭い刃物でざっくりと切られたような状態だった。 シルフィールとアメリアが慌てて『復活(リザレクション)』で傷を癒したが、傷が広範囲だったため出血が酷く、血が足りず貧 … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-12

第2章 自覚~思いが通う瞬間-11

 こうして暗殺者たちと対峙しても、いるのは暗殺者のみ。それを雇った者は姿を現さない。 何度となく命を狙われているガウリイだが、その黒幕がいったい誰なのか、まったくわからない。 もちろん頭のいいゼルガディスも分からない。で … 続きを読む 第2章 自覚~思いが通う瞬間-11