優花は意を決してベルディータから視線を逸らさなかったが、少し震える声で訊ねた。 「この世界に初めて来たとき、ファーディナンドさんに戻る道が分からないって言われた。でも、ヴァレンティーネさんは、わたしの中に残っていた。… … 続きを読む 第11話 旅の再開(5)
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女神の愛し子 17
「梨世、誰と付き合い出したの?」「ほんと、誰が気になるな」 思ったより食いつきがよく、こちらがたじろいでしまう。 でも、一度口にしたからには、ちゃんと答えないと――と思っていると、運良く(?)クレープ屋さんに着いてしま … 続きを読む 女神の愛し子 17
女神の愛し子 16
1日の授業が終わり、ようやく放課後になった。 お姉ちゃんのように、部活に入ってないから、放課後はいつも30分くらい友達と世間話をしてから、図書室へ行くのが日課だ。 ……お姉ちゃんの好きな人、ちょっと気になる。 でも、下 … 続きを読む 女神の愛し子 16
女神の愛し子 15
朝起きて、夢は見なかったことに少しだけ落胆した。 おそらく過去を思い出すためには、無意識にならなければならない。そうなると、やっぱり眠っているのが1番いいと思うのだけど、無意識だから上手いタイミングで思い出せるものでも … 続きを読む 女神の愛し子 15
女神の愛し子 14
自分の部屋に戻って本を読んでいると、明け方に見た夢が僅かながらに蘇ってきた。 「あれは、前世(むかし)のわたし?」 姫様と呼ばれていたので、愛し子という言葉と結びつかなかったけど、部屋の造りとか、周囲にいた人達とか、 … 続きを読む 女神の愛し子 14
女神の愛し子 13
お母さんが帰ってきて、晩ご飯を食べて、お姉ちゃんとテレビを見た後、わたしはお風呂に入って、今は湯船に浸かっていた。 「『女神の愛し子』とは、巡る魂の中で、女神が惹かれた魂に、女神が印を付けるんだ。リーゼロッテの時には、 … 続きを読む 女神の愛し子 13
女神の愛し子 12
遥斗さんはあれ以上、昔の話をしてくれなかった。 『人1人の人生――良いことも悪いこともある。それに、1日で語れることでもないんだ』 この言葉が、わたしの頭に残っていて消えない。何歳まで生きたのか分からないけど、あの場 … 続きを読む 女神の愛し子 12
女神の愛し子 11 遥斗
彼女――理世と2人で話すことができただけでも、嬉しいのに、つい名前で呼び合うようにして浮かれてしまい、更に理世の手を取って、昔のように口付けてしまった。 ヤバい。やり過ぎた、と思ったけれど、真っ赤になった理世を見て、「 … 続きを読む 女神の愛し子 11 遥斗
女神の愛し子 10
お姉ちゃんと別れて、近江さんと2人で落ち着いて話ができる特別教室へ入った。勝手に使っていいのかな? と思っていると、近江さんから、部室として使ってなければ大丈夫とのこと。教室に入ってから、適当なところで椅子に座った。 … 続きを読む 女神の愛し子 10