第3話 バレリー候-後見人

 今の私は自室へと戻って窓の外を眺めている。その間もセランの言葉の意味を考えていた。 『あんたは貴族の中では低めの家柄だけど、後見人がバレリー候だからだ』  バレリー候――レヴィ・バレリーは私の後見人。身分では侯爵になる … 続きを読む 第3話 バレリー候-後見人

24 時には逃げるという選択肢も必要なのだ

 タマキちゃんとの間で話がまとまった。 もう一度、二人の関係を口にしてタマキちゃんに確認を取る。 「じゃあ、おさらいでこんな感じでいい?」「はい。それと偶然だけどここに一緒に来たことで、私がミオさんと離れたくないって言う … 続きを読む 24 時には逃げるという選択肢も必要なのだ

23 逃げ出すための口裏あわせを

 コホンと咳払いを一つして気を取り直す。 「ええと、見苦しいところを見せちゃって悪かった。アイツのことを言われると、どうしても拒否反応が出てねぇ……」「いえ、それにしてもミオさんって、そんなにアスル・アズールさんのことが … 続きを読む 23 逃げ出すための口裏あわせを