さんざん二人の展開の愚痴をこぼした後、すっきりして部屋に戻った。 あー、思いきり騒ぐとストレス発散になるわ、なんて気楽な考えでドアを開けると、 「リア! どこ行っていたの?」 と、いきなり飛びつかれた。 マリ……もう … 続きを読む 二人の花嫁 6
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オリジナル話
二人の花嫁 5
「……と思うので、あたしの出番はなし。というか、その他大勢で別に問題ないけど?」 実際、気楽な状態でいいのよね。まあ、最初にお前はいらないって放り出されたら、さすがに楽観してられないだろうけど。 逆に大変なのがマリのほ … 続きを読む 二人の花嫁 5
二人の花嫁 4
あの後、なんとか殿下の気持ちを切り替えさせてほっと一息。 しっかし、二十一歳という年にかかわらず、かなり初心なお人だったわ。 でもマリに対する気持ちはちゃんとあるみたいでほっとした――なんて思いながら部屋に戻るため、中 … 続きを読む 二人の花嫁 4
二人の花嫁 3
――といっても、いくら特別扱いされてても、すぐに殿下に話が出来るわけがないのだ。 そのため、身の回りの世話をしてくれる人に声をかけた。 「あ、ヘルガさん」「なんでしょう、リア様」 ちょうど傍にいたのは、ヘルガ=リュン … 続きを読む 二人の花嫁 3
二人の花嫁 2
通された部屋は召喚された人のために用意されたもののようだった。 要するに、女の子向けのかわいらしい部屋。 ぬいぐるみとかそういうものがあるわけじゃないけど、室内は淡い暖色系でまとめられていて、クッションとかが可愛らしい … 続きを読む 二人の花嫁 2
二人の花嫁 1
あたし、佐藤(サトウ)マリアは、友だちのマリ――佐東(さとう)まりあと二人で異世界に飛ばされた。 いや違う。呼ばれたほうが正しいみたい。 ライトノベルなどで見る『異世界召喚』という言葉が浮かぶ。そりゃそうだ。あたしたち … 続きを読む 二人の花嫁 1
第08話 影響力(11)
ヴァレンティーネは一瞬きょとんとした表情をし、そして次は満面の笑みを浮かべる。 「ヴ、ヴァールさん?」「やっぱりユウカで良かった」「え?」「実はね、ユウカを選んだのは、僕の代わりをして欲しいからって理由じゃなかったんだ … 続きを読む 第08話 影響力(11)
第08話 影響力(10)
今まで自分はきちんとベルディータに向かい合っていなかった。 それなのに、相手の気持ちだけを確認しようとしていた自分を振り返って、ものすごく卑怯だと思えた。 いつの間にかに自分の保身のことばかり考えて、自分本位のずるい考 … 続きを読む 第08話 影響力(10)
第08話 影響力(9)
ずっと隠していた自分の気持ち。 誰かに話したかったけれど、こんな気持ちは誰にも言えないと思っていた。 優花は手をぎゅっと握り締めて、もう一度自分の思いを口にした。 「ベルさんのことでいろいろ考えると、どうしても『怖い』 … 続きを読む 第08話 影響力(9)
第08話 影響力(8)
つくづく世界にはいろいろ不思議なことが溢れているものだ、ということを優花は半年前に知ることになった。 半年前はごく普通の女子高生だったのに、今現在そんなものは陰も形もない。 いきなり異世界に呼ばれ、神様を押し付けられた … 続きを読む 第08話 影響力(8)