リナはそのままガウリイに促されて歩いていく。城の中で、さらにガウリイに肩をつかまれた状態では、もう逃げることはできなかった。 その間、至るところから好奇心の目で見られて、リナは連れてこられたことを激しく後悔した。なんで … 続きを読む 第1章 出会い、そして、再会-11
投稿者: hirone
おまけ
ガウリイが思ったより早く『おあずけ』は解除された。 店を手伝わされて夜九時にお店を閉めたあと、彼はそのままリナと二階へと上がっていった。 手伝っている間は客の目もあったため、内輪の話をすることができなかったのと、リナが … 続きを読む おまけ
+α.キス、すき、キス
窓から差し込んでくる日差しは目に痛いほど眩しかった。 いや、実際痛い。眠れず泣きはらした目には朝の日差しはきつかった。 ――結局、あたしは昔も今も、ガウリイにとって一番にはならなかった…… 昨日のことを思い出して、 … 続きを読む +α.キス、すき、キス
10. もう二度とはなさない
次の日、『カノン』の前で休業の張り紙を見て、オレはすかさずリナの家に電話した。 いや、リナじゃなくてもいい、オレが行くまでリナが逃げないように捕まえていて欲しいと思った。 数回のコール音の後、ガチャリという音が聞こえる … 続きを読む 10. もう二度とはなさない
09. 小さな約束さえ
食事が一通り終わると、食後のコーヒーを飲みながら一息ついた。 ルークは味はともかく量に満足したらしく表情が明るい。その間、オレはリナに対する思いがぐるぐると頭を巡っていた。 そんな迷路のようなオレの思考に終わりを告げる … 続きを読む 09. 小さな約束さえ
08. やさしすぎる微笑み
――なによ、それっ!? あたしはっ……あんたがずっと姉ちゃんを……っ! ――帰ってよ……あんたなんて嫌い、なんだから…………に、なるん、だから…… 辛くて辛くて、今にも泣き出しそうなのを堪えているリナの顔。 こんな顔 … 続きを読む 08. やさしすぎる微笑み
07. 言えなかったことば
『運命の出会い』はあるか? という問いに、リナは真面目な顔つきになって、オレにこう答えた。 「でも、本当に『運命の出会い』なら、運命とか必然とかじゃないって思っても、その人と何回でも出会うんでしょうね。相手も自分も嫌だと … 続きを読む 07. 言えなかったことば
06. 運命や必然でなくても
――この女をもっと知りたい。 それが今のオレの願望。 ルビィはルビィなのか、またリナが演じているのか。どちらでもいい。とにかく目の前の女にものすごく惹かれた。 はじめはルナさんに似ているクールなイメージに惹かれた。 … 続きを読む 06. 運命や必然でなくても
05. 千のなみだ
薄暗い部屋の中でベッドの軋む音と荒い息が重なる。オレは小さな体を思うまま味わった。 背中に爪を立て、断続的な悲鳴を上げる彼女は、限界が迫っていた。 「……お、ねがっ……も……っ!」「も……少し……」 あと少しで訪れる … 続きを読む 05. 千のなみだ
04. たったひとつ、願いが叶うのなら
『リトル・エデン』に辿りつく頃、この間の女がちょうど出てくる時だった。 声をかける前に向こうが気づいて、こちらを見て微笑む。 「もう来ないかと思ったわ」「いや、仕事で遅くなって」「そう。あたし出てきちゃったけど、飲みなお … 続きを読む 04. たったひとつ、願いが叶うのなら