いつかどこかで。 03

 店にはたくさんの人が働いている。彼らは朝食のため、食堂にはたくさん人が集まる。 そんな中に、リナはガウリイを連れて朝食をとるために食堂に行った。 朝、誘った男をこうして食堂に連れてくるのは珍しくない。 だけど、あのリナ … 続きを読む いつかどこかで。 03

いつかどこかで。 02

 男は楽屋にたどり着くと、いきなり「出て行け」と言われたじろいだ。 けれど、それは決して男に向けたものではなかった。 「いい加減にして! あたしはあんたと付き合う気がない、って何回言えば、あんたのその腐った頭は理解できる … 続きを読む いつかどこかで。 02

いつかどこかで。 01

 夜の帳が下り、町は各々灯りをつけて賑わいはじめる。 昼は割りと閑散としている一角が、夜になると賑わいはじめ、人々はそこへ集う。 そんな中、一人の男が同僚とともに足を踏み入れた。 「ここさ。俺のお勧め」「ここか?」「ああ … 続きを読む いつかどこかで。 01

第3章 リナとゼロス、そして創世記-8

 旧世界の遺産――魔族の欠片と聞いても、リナはピンと来なかった。 神族も魔族も神話の中の物語であり、今はただ、その名残として遺跡が各所に残るのみだ。 あちこちに建っているスィーフィードを祀る神殿も形だけのもの。 「……で … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-8

第3章 リナとゼロス、そして創世記-7

「んじゃ、ちょっと荒っぽいけど、シルフィールには風の結界を張ってもらって、あたしが風の魔法で押し出す方法で行くわよ」「……え!?」「まあ、荒っぽいけど、浮遊(レビテーション)でちまちま移動するよりはだいぶ早いと思うから」 … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-7

第3章 リナとゼロス、そして創世記-6

「ですが、どうやって行けば……扉は閉められてしまいましたし……」「そうね。……と、ここからエルメキア城までどれくらいなの?」「そうですね。ここがランドール家ならそんなに離れてはいません。歩いてもほんの少しで着きます。五聖 … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-6

第3章 リナとゼロス、そして創世記-5

 馬鹿にされちゃあ困るわね――そんな表情を浮かべてデビットとゼロスを睨みつけた。 リナは余裕ありげな顔をするが、本当は今の体調がすこぶる悪い。それにデビットはともかく後ろに控えるゼロスの力は予測できない。 だが、負けるわ … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-5

第3章 リナとゼロス、そして創世記-4

「大丈夫ですか? リナさん」「すみません……あまり、大丈夫、じゃ……」  いまだに眩暈のする状態で、それでもリナはなんとかシルフィールに答えた。 厚い石でできた牢獄のような部屋。ここがどこか分からないが、彼らは自分たちを … 続きを読む 第3章 リナとゼロス、そして創世記-4