私はいったい何をしているのだろう? そう思いながら、窮屈なテーブルマナーで料理を食べる。いやこれは食べるとは言わない。美味しいのかもしれないけど、味が全然分からないほど緊張していて、細かく砕いた食べ物を飲み込んでいる … 続きを読む 第3話 和やかムード?
カテゴリー: オリジナル
オリジナル話
第2話 シンデレラの作り方
泡いっぱいの浴槽に突っ込まれると、体勢を整えるまもなく押し込まれて、そのまま柔らかい布でごしごしと擦られる。さすがにこれだけ力を入れて熱心にされると、柔らかい布でも痛くなってくる。 溜まった十日間の垢を――いや、それ以 … 続きを読む 第2話 シンデレラの作り方
第1話 久しぶりの王都
「おめでとうございます!!」 明るい声と共に、パチパチパチといういくつもの拍手と、そしてそこに集まる人たちの笑顔――それが王都サフィリンに辿り着いた私に向けられたものだった。 いったい何事!? と思うのは仕方ないだろう … 続きを読む 第1話 久しぶりの王都
21 聖地と乙女
魔法とは便利なシロモノである、と改めて思ったのは聖地へ行く時だった。 日本でなら新幹線、もっと早くしたいなら飛行機――と交通に関してはそんな感じだろう。 でもここには魔法がある。フィデールの説明によれば移動の魔法は主に … 続きを読む 21 聖地と乙女
20 動揺
『早く乙女だと認めてしまえ。乙女なら、今のフィデールの状況もいい方向へ持っていくことが出来る。乙女の発言は、絶対なのだから』 耳元で囁かれる言葉は甘く、普通の女ならコロっと落ちてしまいそうな感じ。 でも、知っててやって … 続きを読む 20 動揺
第9話 世界の下で
人界において二十年に一度の大祭が訪れた。世界の中心である柱の国は人々が集い賑わう。その人数は五年ごとの祭りの比ではなかった。どこもかしこも人が溢れているような状態だ。 王宮でも開いている部屋がないほどの来賓の数で、王で … 続きを読む 第9話 世界の下で
19 悪魔のささやき
結局、私はフィデールに諭されて離宮に戻った。 場所は分かるかとの問いに、ただ頷くだけで精一杯で、フィデールの顔をちゃんと見れなかった。 人に会わないようにこそこそと歩いて離宮へと戻る。来る時は興味津々な状態だったのに、 … 続きを読む 19 悪魔のささやき
イラスト
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。急ごしらえですが、たまには絵など・・と思って。 2012.01.01 2008年くらいのお正月挨拶用に描いたモノ。挨拶の文章だけとって再掲載。(いちおー、巫女さ … 続きを読む イラスト
18 本当の優しさ
叫ぶだけ叫んで、私はその場所を後にした。 身分、ってのに全然縁がなく生きてきたせいか、身分という壁のせいでその人自身を見ないこの世界に対してものすごく悔しく感じて。 特に、似ていると思っていたアスル・アズールさえ、そん … 続きを読む 18 本当の優しさ
17 考え方の相違
山積みになっていた書類はお昼過ぎには片付いた。思ったよりもかなり早い。まあほぼそのまま流していったってのが早さの秘訣なんだろうけど。 本来ならもう少し目を通さなければいけないのだろうが、現在の偏った状況を変えるためにも … 続きを読む 17 考え方の相違