第02話 異世界キト(4)

「今日もお疲れ様でした」「ありがとう、テティス」  差し出されたお茶を受け取る。珍しく人が少なく、久しぶりにもらえた休日のような気分だ。のんびりとお茶を飲んで一息つく。 それにしても神官・巫女がいるのだから、ある程度の人 … 続きを読む 第02話 異世界キト(4)

第02話 異世界キト(2)

 ファーディナンドに急かされるようにして部屋を出ると、白い服を着た人たちが大勢跪いていて、優花は驚き一歩後ずさった。 確か宮といったか、神が住まう場所ならば、それに仕える人も多いだろう。でもこういったのを見慣れていない優 … 続きを読む 第02話 異世界キト(2)

第02話 異世界キト(1)

 白い空間をしばらく漂った後、ふと背中に何かを感じて、優花はそっと目を開けた。 手を動かすと硬くて冷たいものにあたる。なんだろうと数回撫でてみると、それは大理石のように磨かれた石の床だと気付いた。 (なに? ってか、ここ … 続きを読む 第02話 異世界キト(1)

第6話 歩み寄り(1)

 婚儀から数日たち、二人だけの生活もなんとか慣れてきた。 シュクルは仕事で呼ばれれば一、二日居ないこともあったし、エマが何かと顔を出してくれていたので、あまり二人で生活しているのだという実感はないが。 しかも、あれから二 … 続きを読む 第6話 歩み寄り(1)