「今日もお疲れ様でした」「ありがとう、テティス」 差し出されたお茶を受け取る。珍しく人が少なく、久しぶりにもらえた休日のような気分だ。のんびりとお茶を飲んで一息つく。 それにしても神官・巫女がいるのだから、ある程度の人 … 続きを読む 第02話 異世界キト(4)
カテゴリー: オリジナル
オリジナル話
第02話 異世界キト(3)
急に意識を失った優花が心配で、テティスは顔を近づけた。 声をかけても返事はなく、すうすうと規則正しい寝息を立てていた。 (薬が効いたのかしら……?) ファーディナンドがいきなり見知らぬ地に来て、少し興奮しているような … 続きを読む 第02話 異世界キト(3)
第02話 異世界キト(2)
ファーディナンドに急かされるようにして部屋を出ると、白い服を着た人たちが大勢跪いていて、優花は驚き一歩後ずさった。 確か宮といったか、神が住まう場所ならば、それに仕える人も多いだろう。でもこういったのを見慣れていない優 … 続きを読む 第02話 異世界キト(2)
第02話 異世界キト(1)
白い空間をしばらく漂った後、ふと背中に何かを感じて、優花はそっと目を開けた。 手を動かすと硬くて冷たいものにあたる。なんだろうと数回撫でてみると、それは大理石のように磨かれた石の床だと気付いた。 (なに? ってか、ここ … 続きを読む 第02話 異世界キト(1)
第01話 呼ぶ声(4)
赤くなった慎一を涼子とまどかの二人でからかっている。 涼子とまどか二人を相手に何か返すから、次から次へとやりとりを続けることになるのだ。だからある程度のところで切り上げたほうが延々続かなくて済む。 優花にとっていつもの … 続きを読む 第01話 呼ぶ声(4)
第01話 呼ぶ声(3)
早足だったせいか、学校にはいつもの時間通り着いた。 ついでに保健室へと行くくらいの時間があったので、優花は慎一に連れられて保健室へと向かう。 優花は小さな怪我をよくするので保健室の常連だった。保健室の先生と気軽に挨拶し … 続きを読む 第01話 呼ぶ声(3)
第01話 呼ぶ声(2)
朝食を食べ終わるといつの間にかに不安は消え、機嫌よく家を出た。行ってきます、という声と同時に玄関のドアを開ける。 「あ、おはよう、シンちゃん」「よっ、優花」 家の入口の前には制服と思われる格好の男の子が立っている。 … 続きを読む 第01話 呼ぶ声(2)
第01話 呼ぶ声(1)
彼女は気づくとそこは何もない空間に立っていた。 白く、そしてところどころわずかに虹色に輝く空間に。 いきなり知らない場所にいたのか、彼女は呆然としつつ首を傾げた。 夢なのか、はたまた死後の世界というやつなのか。夢ならい … 続きを読む 第01話 呼ぶ声(1)
第7話 歩み寄り(2)
水汲みで思わぬ展開になり、ミアディはほっと安堵の表情を浮かべた。 こんな風に、誰かと楽しく会話をすることが出来るとは思わなかったから。 (良かった。ティニとも前のように話すことが出来るようになったし) 叩かれた頬が少 … 続きを読む 第7話 歩み寄り(2)
第6話 歩み寄り(1)
婚儀から数日たち、二人だけの生活もなんとか慣れてきた。 シュクルは仕事で呼ばれれば一、二日居ないこともあったし、エマが何かと顔を出してくれていたので、あまり二人で生活しているのだという実感はないが。 しかも、あれから二 … 続きを読む 第6話 歩み寄り(1)