第6話 シンデレラの幸せ。

 空にはいくつかの細い雲がたなびいている。その澄んだ青空を見上げながら、わたしは、はぁ、とため息をついた。 すると、隣にいた白いふさふさした大型犬が、ウォンと、催促するように一声。 「ああ、ごめん。ジョン。はい、残りのお … 続きを読む 第6話 シンデレラの幸せ。

第5話 シンデレラ、現実に戻る。

 王子が花嫁を決めるためのパーティ。そのパーティに呼ばれたわたし、ティナ・オリファントは気づくと妙な状態に陥っていた。 どうしてそうなったのか、原因を突き止めようとしても、何が原因なのか分からない。 いや、あるとすれば、 … 続きを読む 第5話 シンデレラ、現実に戻る。

第4話 シンデレラ、王子と話をする。

 なんというか、あちこちから居心地悪い視線を感じる。 そりゃ、王子から一人だけ贈り物をもらったというのは、残っている人達からすれば色んな意味で興味を引くだろう。こんな感じでは寛げない、とばかりに、集められたサロンから早々 … 続きを読む 第4話 シンデレラ、王子と話をする。

イラスト:今日も模索中

デート誘い中 その後の恒例のやり取り・・ 「ねえねえ、放課後デートしよ?」「嫌です」「司書室なら誰にも見られないよ?」「お断りします。あのコーヒーをまた飲まされるのかと思うと、今から胃が痛いです」「じゃあ、ココアは?」「 … 続きを読む イラスト:今日も模索中

V.S.

 - 先攻 -   古い木の扉は建てつけが悪くなっているのか、必要以上に重い。それを両手で押しながら開けると、中は明かりとりの窓からこぼれる光で中途半端な明るさ。でも勝手知ったる、という感じで、あたしはめくれた床に躓くこ … 続きを読む V.S.